製品情報
特長
ベジメータ®:光学皮膚カロテノイド量装置、野菜摂取量評価装置
正 確
野菜摂取量とは関係のない肌の⾊や
⾎液の⾊の影響を受けないので
正確に測定できます
簡 単
指先にLED光をあてるだけ
迅 速
測定時間はわずか10秒
過去30日以内の野菜摂取状況を評価
ベジメータ®は、光を使った光学的⽪膚カロテノイド量測定装置(圧⼒介在反射分光法、⽶国特許)です。
白色LEDを指先に10秒間照射するだけで、簡単に野菜摂取状況を評価できます。
野菜摂取量の変化は2週間以内に確認
結果は『べジスコア™』とよばれる、 0〜1,200 の数値となって表れ、野菜摂取状況を反映します。
精度が⾼いため、わずかな変化を捉えることができ、⾷⾏動の改善は”2週間以内”に確認できます。
迅速なスコアの変化は、野菜摂取の関する意識の継続的改善と維持に役⽴ちます。
野菜不⾜とその改善を”⾒える化”
ベジメータ®は野菜不⾜とその改善を”⾒える化”し、⾷事に対する⾏動変容を促します。
簡単な⾷育と継続測定で、⼦どもから⼤⼈まで7~8割の⽅の野菜不⾜が改善することが確認されています。
「正確」に野菜(果物)摂取量を評価
野菜摂取量評価(⽪膚カロテノイド量測定)の妨げになる肌の⾊(メラニン⾊素)や⾎流(ヘモグロビン)の影響を全く受けないため「正確」に野菜(果物)摂取量を評価する光学装置として、⽶国農務省の研究者らの評価を受けています。
Radtke et al. Adv Nutr. 2020 Sep 1;11(5):1282-1299
ラインナップ
研究機関をはじめ幅広い分野で活⽤される⾼感度測定装置ベジメータ®Pro(Professional)シリーズ
簡易的なスクリーニング検査で⽤いられるベジメータ®SE(Screening Edition)
HB(ハイブリッド)
SC(セルフチェック)
BSⅡ(ベーシックⅡ)
BS(ベーシック)
BS(ベーシック)アプリケーション
対面測定で属性(ID、年齢、性別など)入力による
層別集計が可能(入力しなくても測定可)
SC(セルフチェック)アプリケーション
⾃⼰測定で測定結果をプリンターで印刷可能
ベジメータ®製品⽐較
ベジメータ®SE | ベジメータ®Pro/BS ベーシック |
ベジメータ®Pro/BSⅡ ベーシックⅡ |
ベジメータ®Pro/SC セルフチェック |
ベジメータ®Pro/HB ハイブリッド |
|
---|---|---|---|---|---|
使用用途 | 健康診断/ イベント測定 野菜摂取量の評価 (単回測定) |
⾷育・研究/ 対⾯測定 野菜摂取量の評価・改善 (継続測定) |
⾃⼰測定 野菜摂取量の評価・改善 (継続測定) |
⾷育、対⾯測定/ ⾃⼰測定 野菜摂取量の評価・改善 (継続測定) |
|
発 売 | 2022年4⽉ | 2019年5月 | 2021年2月 | 2020年2月 | 2021年1月 |
測定原理 / 特許 | 新分光測定技術 | 反射分光法 Ver.3.0 (2022年8⽉〜)/⽣体組織中のカロテノイドの⾮侵襲的測定(特許) | |||
測 定 | ⽪膚カロテノイドのみ測定 / ⾎液(ヘモグロビン)、肌の⾊(メラニン⾊素)は測定していません | ||||
測定時間 | 15秒 | 10秒 | |||
測定誤差 | - | ±5%未満(3回測定平均モードでは、測定精度が2倍上がります) | |||
LED寿命 / 測定回数 | 15,000時間 / 560万回(10秒) | ||||
本体重量 | 430g | 1,238g | |||
アプリケーション | BS | 世界共通仕様 BS 日本語化 |
BSⅡ (食育画面あり) |
SC (食育画面あり) |
BSⅡ・SC (食育画面あり) |
べジスコアTM / 判定基準 |
ベジレベル*TM 0〜1,200(10毎) A〜E判定(5段階) |
べジスコアTM 0〜1,200(1毎) / A(推定野菜摂取量350g)以上〜E判定(5段階) / 野菜充⾜度表⽰(70g×5⽫) |
|||
入力/測定データ記録 | ID、年齢、性別、⾝⻑、体重、 喫煙の有無、Note、 測定⽇時、べジレベルTM |
ID、年齢、性別、身長、体重、 喫煙の有無、Note、測定日時、 べジスコアTM |
なし/測定日時、 べジスコアTM |
ID、年齢、性別、身長、体重、 喫煙の有無、Note、 測定日時、べジスコアTM |
|
測定モード | 1回測定のみ | 1回測定、3回測定平均 | 1回測定のみ | 1回測定、3回測定平均 | |
PC機種(米国製) | Microsoft Surface go 2 |
ASUS VivoBook E200HA |
Microsoft Surface Go 2 |
Microsoft Surface Pro 7 | |
プリンター | なし | Epson TM-m30(1ロール: 約900回測定) |
左右にスクロール可能です
- ベジレベルTMとべジスコアTMは、⾮常に強い相関性(R=0.84)が確認されておりますが、測定原理が異なるため、ベジメータProで得られた研究データを活⽤することができません。
- これら製品は医療機器ではありません。これら製品で測定した結果を治療、診断などの医療⾏為に⽤いることはできません。
- 測定結果に関係なく、病気などの不安のある場合は医師の診断を受けてください。
- 野菜・果物摂取の絶対量を測るものではありません。BMI、喫煙習慣などの影響を受けることが論文で公表されています。
- 製品の仕様は予告なく変更することがあります。
ベジメータ®の測定を促す集客促進
ツール
測定原理
光学皮膚カロテノイド量測定原理
ベジメータ®は、圧⼒介在反射分光法技術(特許)を使⽤することによって、⾼い精度の測定を可能にします。
野菜・果物に含まれるカロテノイド(βカロテン、リコピン、ルテイン)は、消化管で吸収された後⾎中に移⾏し、2週間以内に全⾝の⽪膚、臓器に移⾏します。カロテノイドは体内で合成することができないため、⽪膚のカロテノイド量を測定することにより、野菜(果物)摂取量の評価をすることができます。
しかしながら、⽪膚のカロテノイドは「無⾊透明」で、⽪膚にはごくわずか(⽪膚1g中に数ng:10億分の数g)しか存在せず、例えるなら東京ドームの中で⾷塩数グラムを検出するような⾼精度な光学密度測定技術が必要です。
- 色を測定する装置では、皮膚カロテノイド量を測定することはできません。
- 皮膚カロテノイド量測定を含む「生物学組織におけるカロテノイドの非侵襲測定」は、Longevity Link Corporationの特許です。
またヒトの⽪膚から反射する光(可視光)は、野菜(果物)摂取量とは全く関係のない肌の⾊(メラニン⾊素)と⾎液の⾚み(ヘモグロビン)が⼤半を占めるため、これらを除去して、⽪膚カロテノイドだけを特異的に測定する技術が必要です。
メラニン⾊素(肌の⾊)は、春から夏にかけて増加し、秋から冬にかけて減少する季節変化や年齢変化(⼦ども少なく、⾼齢者は多い)があり、また⿊⼈や⻩⾊⼈種などのメラニン⾊素量が多い⼈種では⼈種差の影響を⼤きく受けます。
またヘモグロビン(動脈の⾚み、静脈の⻘み)は、⾎⾏、気温(体温)、運動、年齢、加圧変化による変化を受けるため、これらの影響を受けていないエビデンス(論⽂)が求められます。
これらの影響により、メラニン、ヘモグロビンが多ければ反射光が減り「野菜不⾜」、少なければ「野菜⼗分」と誤認されます。
- 手のひらの測定は指先と比べ、繰り返し測定で誤差が大きく、太い静脈の色(青)の影響も受けます
ベジメータ®の測定原理
圧⼒介在反射分光法:pressure-mediated Reflectance Spectroscopy (RS)
ベジメータ®の測定原理である圧⼒介在反射分光法(特許)とは、指先を特許の圧迫装置で加圧した状態で、⽩⾊のLED光(350-850nm)を照射し、⽪膚からの反射光を「⾼解像度光学分光器」を通して分光した上で「⾼感度CCDカメラ」で検出するもので、⽪膚に含まれる「カロテノイド(野菜)」、「ヘモグロビン(⾎液の⾊)」、「メラニン⾊素(肌の⾊)」の光学密度※を⼀端すべて定量し、その中からカロテノイドの信号だけを取り出す⽅法です。
これによって、野菜(果物)摂取とは全く関係のないヘモグロビンやメラニン⾊素の影響を受けることなく、「⽪膚カロテノイド量」だけを特異的に測定することにより、正確に野菜(果物)摂取量を評価します。
- 光学密度(OD)(吸光度) = -log10(I/I0) =-log10e-αx)、得られているスコアは、色素量の絶対値ではない。
果物・野菜摂取量評価の代⽤としての
光学⽪膚カロテノイド測定装置の国際評価基準
アメリカ合衆国農務省(USDA)の研究者らは、
2020年に野菜(果物)摂取量を「正確」に評価する装置としてベジメータ®を評価しました
■ 評価⽅法
PubMedなどの複数⽂献検索サイトから、関係する7,931⽂献を引⽤した。
2⼈以上の研究者が以下の評価基準を設定し科学的信頼性の⾼い⽂献29件採択し、これらについてシステマティックレビュー*を⾏い総合評価を⾏いました。
- *システマティックレビュー:
- 研究論⽂を系統的に検索・収集し、類似した研究を⼀定の基準で選択・評価したうえで、科学的な⼿法を⽤いてエビデンスの確実性(質)を決定する⽅法。
メタ解析と並びエビデンスレベルが最も⾼い(グレード1)の評価⽅法とされています。
■ 評価基準
- 1⽪膚カロテノイドと野菜・果物に起因する様々な⾎漿または⾎清カロテノイドとの間に統計的に有意な相関関係があること
- 2⾃⼰調査による野菜摂取量との間に統計的に有意な相関関係があること
(βカロテンと吸収波⻑の異なるトマトなどに含まれるリコピンも検出ができること) - 3測定に強く影響を与えるメラニン⾊素やヘモグロビンなどの潜在的に交絡する発⾊団の除去が確認されていること
- 4多様な年齢、⼈種、⺠族の評価が⾏われていること
野菜(果物)摂取量を評価する光学装置の評価基準 | ベジメータ® | 類似装置 |
---|---|---|
ラマン分光法・圧⼒介在反射分光法・分光光度計 (全て分光器あり) |
圧⼒介在反射分光法 (分光器あり) |
多重空間分解分光法 (分光器なし) |
① ⾎漿カロテノイドとの相関性 基準R=0.72〜0.81 | 強い:R=0.811) | 中程度:R=0.6787) (基準以下) |
② ⾃⼰申告による野菜摂取量との相関性 基準R=0.52〜0.599 | 中程度〜強い:R=0.48〜0.862) | ⾮常に弱い:R=0.210 (相関なし:男性R=0.169)7) |
③ 肌の⾊(メラニン、ヘモグロビン)の影響の除去 ④ 多様な年齢、⼈種、⺠族における評価 |
・メラニン指数:関連なしR=0.04133) ・メラニン、ヘモグロビン指数:関連なし4) (⽩⼈、ヒスパニック、アジア⼈、⿊⼈) ・肌の⾊調影響なし5)(⿊⼈) ・⼩児(2-10歳)評価6) |
論⽂なし |
相関性の強さ:⾮常に強い(0.90-1.0)、強い(0.70-0.89)、中程度(0.50-0.69)、低い(0.30-0.49)、弱い(0.20-0.29)、なし(≦0.19) |
左右にスクロール可能です
1.Radtke et al. Adv Nutr.,11,1282–1299(2020) 2.Igor et al. Arch Biochem Biophys.,15,46-54 (2018) 3.Jilcott et al. Public Health Nutr. Jun.,21,1664-1670 (2018) 4.Jilcott et al. J Nutr. Jan.,11,107-116. (2022) 5.Faraji et al. Int J Clin Nutr Diet.,8,161 (2022) 6.Hasnin et al.Nutrients. 7;15(6):1315 (2023) 7.菅沼ら ⽇本栄養・⾷糧学会誌,75,97-102 (2022)
類似装置にご注意ください
類似装置はこの「野菜摂取量を評価する装置の国際基準」を満たしておらず、また⾃社と製造元の社員による評価しか⾏われおりません。
また⼿のひらを使⽤するため、機器に⼿を置く位置や加圧⼒によって結果が⼤きく異なることがあり、カロテノイドの「量」や「密度」を検出できていないこと、カロテノイドレベルの増加(野菜摂取量の増加)をほとんど確認できないことが、ドイツの科学サイトで指摘されています。
2018年には、アメリカで「誇⼤広告」による出資を募った株式詐欺が発覚し関係者が起訴され、⽶国証券取引停⽌、発売中⽌となっており注意が必要です。
測定結果⽤紙⾒⽅
測定結果⽤紙⾒⽅、集計評価
■ 測定項⽬
Pro/ベジスコアTM(SE/べジレベルTM)
:⽪膚カロテノイドスコア:0~1,200 pixel
■ 評価項⽬
- 1得られたベジスコアTMから野菜摂取状況判定A~Eの5段階に判定
※ProとSEはスコアの範囲が異なります - 2推定野菜充⾜度
⽇本⼈の⽬標350g/⽇を5⽫×70g/⽇で表⽰し、摂取している野菜⽫数と⾊抜きで不⾜する野菜⽫数を表⽰。被測定者にはg/⽇で推定野菜摂取量を⽰すよりも、理解を得やすい⽫数で表⽰しています。 - 3推定野菜摂取量(g/⽇)評価
他の野菜摂取量データとの⽐較などで⺟集団の集計の際に評価
ベジスコアTMに0.8を乗ずることで推定野菜摂取量(g)を算出
推定野菜摂取量350g/⽇(5⽫×70g)=ベジスコアTM437
・外園ら 栄養学雑誌, 81,93-100(2023) - 4ベジメータ®は、全機種測定⽇時、ベジスコア(べジレベル)がタブレットの保存されます。
BSアプリケーションを使⽤し、測定者の属性データ(ID,性別、年齢、⾝⻑、体重、喫煙の有無)を⼊⼒することで、測定⺟集団の層別解析が可能になります。(⼊⼒しなくても測定可能)
集計項⽬;平均ベジスコア、平均推定野菜摂取量(g/日)、野菜摂取状況判定の分布(A~Eの割合、推定野菜摂取量350g以上の割合)、年代別推定野菜摂取量、性別など
野菜不⾜改善プログラム
簡単、測るだけ、ベジアッププログラムTM(野菜不⾜改善プログラム)
ベジメータ®を取り⼊れた⾷育は、1年に⼀度測定を⾏ってその結果を単に知らせるのではなく、参加者に⽬標値(ベジスコアTM)を持たせ、その成果を繰り返し測定で評価・確認していくことが重要です。
野菜不⾜に「気づき」を与えた後、本⼈の努⼒の結果を数値で⾒える化(成功体験)できれば、⾃⼰効⼒感(セルフエフィカシー)が⾼まり、⾏動変容が持続します。
継続的なセルフモニタリング法を⽤いているため、野菜に関する健康セミナーや⾯倒なアプリ等による毎⽇の野菜の記録は必要ありません。
現状(4週間以内)の野菜摂取量をベジスコアTM(0〜1,200)から「正確」に⽫数(1⽫70g)で評価し、不⾜分を⽫数で⽰すだけで、参加者はゲーム感覚で楽しみながら⾏動変容を起こす「⾃然に健康になれる環境づくり」ができます(ファイブアデイプログラム)
このプログラムにより⽇本国内で、⼦どもから成⼈に⾄るまで7~8割の⽅の野菜摂取量の改善が確認されています。
⽬標ベジスコアTMを設定することにより、改善の度合いが⼤きくなることは、農林⽔産省の研究で明らかにされています。